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本と音楽とねこと

【旧作】「帝国以後」と日本の選択【斜め読み】

エマニュエル・トッドほか,2006,『「帝国以後」と日本の選択』藤原書店('17.10.4)

 本書を読んで、この10年余のあいだ、本書で指摘されている日本の外交問題が、なにひとつ解決されていないことに驚く。
 アメリカ合衆国のヘゲモニーが終わりつつあることを見越し、日本が対米従属国から離脱する必要をあらためて実感した。

目次
序 アメリカニズム以後―「親米vs反米」の終焉
1 『帝国以後』とは何か
『帝国以後』を自ら語る―ベトナム以上に泥沼化するイラク情勢
『帝国以後』のキー概念―演劇的小規模軍事行動 ほか
2 『帝国以後』から何を読みとるか
乱暴な仮説が導く明快な世界像
グローバリズムへの徹底抗戦 ほか
3 「帝国以後」と日本の選択
アメリカ帝国の解体―システムの東と西、日本とヨーロッパの比較
独仏関係に比すべき日中関係 ほか
4 日米関係はどうあるべきか
国連とアメリカ
変わるアジア、変わらぬ日本外交 ほか

世界的大ベストセラー『帝国以後』の著者と日本の気鋭の論者が問う!「核武装」か?「米の保護領」か?世界の守護者どころか、その破壊者となった米国からの自立を強く促す『帝国以後』。「米国の問題はその強さよりむしろその弱さにある」という「反米」とは似て非なる、このアメリカ論を日本はいかに受け止めるか?北朝鮮問題、核問題が騒がれる今日、むしろその根源たる日本の対米従属を正面から問う。

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