本書を読むだけで、ソーシャルメディアの歴史、社会のサブシステムにおけるソーシャルメディアの問題点が網羅的に理解できる。新時代のメディア論のテキストとして、大学のメディア論関連科目の副読本として役に立つ内容である。
目次
第1部 歴史を知る
歴史―ソーシャルメディア社会の誕生
技術―技術的に可能なオープンプライバシー社会とその功罪
法―ソーシャルメディア時代の制度はどうあるべきか
第2部 現在を知る
ニュースメディア―「ネットニュース」は公共性を保てるか
広告―「ルール間の摩擦」が生む問題
政治―すれ違う政治と有権者、理想なきインターネット選挙の解禁
キャンペーン―ソーシャルメディア社会の透明な動員
都市―都市の自由を我々が維持するために
権利―つながりが生み出す侵害の連鎖
モノ―「あらゆるモノがつながる社会」のメリットとデメリット
第3部 未来を考える
メディア―都市と地方をつなぎ直す
共同規制―ルールは誰が作るのか
システム―システムで新たなつながりを作る
教育―「発信者」としての大学生はどうあるべきか
人―「別の顔」を制度化する
ありそうでなかった「ソーシャルメディア論」の教科書。「ネットは恐ろしい」で終わらせず、無責任な未来像を描くのでもなく、ソーシャルメディアを使いこなし、よりよい社会をつくっていくための15章。
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