米原万里,1998,不実な美女か貞淑な醜女か,新潮社.(8.15.2021)
通訳稼業の経験から次から次へと繰り出される珍談の数々と、深い比較文化、言語学の考察がすばらしい。
いまでは忌避されがちな下ネタが満載なのも本書の魅力の一つだ。
大学の第2外国語としてロシア語を履修していたので、よけいに蘊蓄話が興味深かった。
同時通訳者の頭の中って、一体どうなっているんだろう?異文化の摩擦点である同時通訳の現場は緊張に次ぐ緊張の連続。思わぬ事態が出来する。いかにピンチを切り抜け、とっさの機転をきかせるか。日本のロシア語通訳では史上最強と謳われる米原女史が、珍談・奇談、失敗談を交えつつ、同時通訳の内幕を初公開!「通訳」を徹底的に分析し、言語そのものの本質にも迫る、爆笑の大研究。
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