対談だからしようがないのかもしれないが、内容が粗雑すぎる。低成長経済を維持し、限られたパイを公平に分配することで、脱物質主義的な成熟社会を楽しく安心して生きようという提言には共感するけれども、そのアーキテクチャーをどうするのか、精緻なグランドデザインを明示していく必要があるだろう。
目次
第1章 高度経済成長モデルを脱せよ―浜さんが思う「いちばん大事なこと」
第2章 無縁社会、格差社会を克服せよ―橘木さんが思う「いちばん大事なこと」
第3章 それでも1ドル50円時代が来る―グローバル社会の「本質」とは何か
第4章 消費税増税で社会保障改革を―国民の安心をまず第一に
第5章 日本の強みと弱み
第6章 優雅に衰退しよう
GDPの大きさなど、もはやどうでもいい。グローバル化が進む中で成熟化する初の先進国、それが日本だ。後に続く国々に「モデル」を示せるか。碩学と気鋭の教授が語り尽くす。
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