猫を我が子代わりに可愛がり、最期を看取った者には、犬では代用できない、猫あってのなんともほんわかした生活と、逝ったあとの言いようのない寂しさとが、綴られた文章から懐かしく想起されるだろう。猫好きにしか書けない佳作だ。
それは、悲しい予感に満ちた、あふれるほどの幸福。傷を負いながら生きてきたふたりが結ばれ、新しい生活に一匹の子猫を招き入れる。ふたりの愛が育まれるとともに、子猫はおとなになり、そして―たまらなく愛おしく、そして切ない、魂の絆の物語。
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