「クリスマス(・イヴ)」といい、「ヴァレンタイン・デイ」といい、日本社会には外来のイヴェントが奇妙な風習となって根づいてきたが、わたしの学生時代のクリスマス・イヴ、その狂奔ぶりはそれはそれはすごかった。バブル景気にディスコ、ワンレン・ボディコン(ぷぷぷ)、山下達郎、そして「東京ラヴスト-リー」の時代。イヴの夜に彼女(彼氏)と過ごせない椰子はヒトにあらず、といった雰囲気があった。w その日、何の予定も入ってない者には、アイデンティティ・クライシス状態に陥る椰子も出てくる始末。寂しいイヴを送る野郎のなかには、一年後のリヴェンジを期して、早速と、まだ見ぬ彼女と一夜をともにするシティ・ホテルの予約を入れる者もいた。狂ってたなあ、あの時代は。何だったんだろうね、あれ。
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