本と音楽とねこと

【古典】『大転換』【再読】

Polanyi, Karl,1957,The Great Transformation,Beacon Press(=1975, 吉沢 英成・野口建彦・長尾史郎・杉村芳美訳『大転換』東洋経済新報社)(¥3,360)'09.8.14
 新訳が出たばかりだが、これからも読み継がれていくべき古典といっていいだろう。
 最終的には金本位制の崩壊に至った19世紀文明の経済史が中心だが、救貧法やスピーナムランド法等をめぐって展開される、産業社会初期の変動についての説明と評価が興味深かった。
 マルセル・モースの『贈与論』ともども、肥大化した市場経済を相対化し、その暴走を食い止める社会政策を考えていくのに有益だ。

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