「富山型共生ケア」の事業として、「このゆびとーまれ」に続いて展開された「にぎやか」、その代表者による記録。
斬新、先駆的な民間福祉事業が、地域住民、行政機関と協働し、小地域福祉の拠点を構築していく。わが国の社会福祉が目指すべき方向は、そこにしかないだろう。その思いを強く抱かれされる一冊だ。
目次
第1章 生い立ち
陽平のひとりごと
独りぼっちのラーメン ほか
第2章 私がやる
「お車代」が十万円!
「すけべじいはん」は罪か? ほか
第3章 みんなフツーじゃない
私たちこれからいいところ
阪井さん、あんた空飛んでみたい? ほか
第4章 未来へ
天然バリアフリー男
「GO!GO!チケット」って知ってる? ほか
大規模の介護施設では個性を大事にした介護ができないと、自宅を開放し、子どもからお年寄りまで、障害や痴呆の有無に関係なく誰もが利用できる施設「にぎやか」が開設された。「富山型」と呼ばれるこの小規模多機能施設は、いまマスコミや研究者、行政や全国の福祉関係者から、二一世紀の理想的介護モデルとして、熱い眼差しが注がれている。介護専門職のみならず、何らかの形で関わり合う人にとっては必読の書と言えよう。
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