本と音楽とねこと

中国株式市場すご杉

 今日のNHK「クローズアップ現代」のお題は、「株急騰 過熱する中国マネー」。
 自宅にパソコンがないからとかで、大量のおばあさん、おじいさんが証券会社の端末に列をなし、がんがん株式を買っていく。銀行預金の利息がほとんどつかないからと、全資産を株式につぎ込む老夫婦。中国人民13億人がイケイケで株を買えば怖いものなし、てか。いやあ、驚いた。
 しかし、パソコンもろくに普及してないくらい生活のインフラが脆弱なのに、資産を全額株式にぶち込むなんて、おそろしいことだ。中間層の着実な内需拡大をともなわない異常な株急騰は、バブルというほかない。いずれ、株式市場を外国人に全面開放せざるをえなくなるのだろうし、そうしたら外国人機関投資家は全力売り浴びせですよ。w ま、いずれバブルは崩壊するのだろう。それにより世界経済が致命的な打撃を受けなければよいのだが。
 番組では、中国人が株取引に熱中するのは、日本のパチスロみたいな賭博の楽しみがないからとも紹介されていた。わたしは、パチスロも麻雀もしないんだが、ギャンブルへの耽溺は人類普遍の性向なのかもしれない。
 ところで、昨日、九州各地で光化学スモッグが観測された。中国の工場や自動車から排出される膨大なガスが原因らしい。中国には、世界に冠たる日本の環境保護技術を早期に導入してもらわないといけませんな。

株急騰 過熱する中国マネー
平均株価が1年あまりで3倍以上に膨らんだ上海株式市場。連日、最高値更新が続き、上場株式の時価総額は200兆円に迫っている。2月には一時的な下落をきっかけに世界に株安が連鎖するなど国際経済での存在感も増している。中国政府は、株式市場の引き締めを図るが、庶民は規制をかいくぐって株式投資に奔走。政府は海外の機関投資家に対し上場株購入に100億ドルの購入制限をつくるなど規制を設けているが、外資は中国金融市場への参入の機をうかがっている。成長が続く中国。過熱するマネーのせめぎあいを追う。
(NO.2406)
スタジオゲスト:柯隆さん(富士通総研上席主任研究員)
http://www.nhk.or.jp/gendai/yotei.html

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