本と音楽とねこと

腐った国のためにアタマ潰された女の子

 昨晩、2ちゃんで、エキスポランドのジェットコースターの事故で首から上を引きちぎられて亡くなった女の子を誹謗中傷する大量の書き込みを見たが、なんでそんなことするかねえという素朴な疑問に対する答えのヒントが、昨日の「クローズアップ現代」(「9条を語れ 憲法は今」)のなかにあった。番組に登場した改憲を支持するフリーターが、こんなくそみたいな生活を変えるには戦争(に参加)するしかないやん、たしかそんなことを言っていた。非正規労働者の増加とともに、戦争や大災害を待望するか、死者を冒涜するか、あるいは弱者をいじめて抑圧移譲するか、そんなことでしか鬱屈した日常からの脱出口を見いだせない者が増えているのはまちがいないのだろう。そんな、いわゆるB層が、小泉政権を支持し、いま安倍政権を支えている。
 ところで、事故を起こしたエキスポランドを経営する独立行政法人 日本万国博覧会記念機構の理事に、旧大蔵省、警視庁、大阪府からの天下り官僚が居座っている事実が、数多くのブログや2ちゃんで指摘されている。こいつらに法外な給与と退職金を払わんがためもあって、エキスポランドは15年以上もコースターの車軸を交換せず、ろくに分解点検も行っていなかったのかもしれない。
 そういや、わたしの以前の勤務先の大学でも、歴代の事務局長は文科省からの天下りであったし、警察署からの天下り職員もいた。学部改組やら設置申請やらが異様なほど迅速に認められ、学内の不祥事がもみ消されてマスコミに流れなかったのもむべなるかな、である。
 もう一昨年のことになるだろうか、閉鎖寸前の「グリーンピア八女」に、公務を済ませた帰りに立ち寄り、その荒涼とした風景に愕然とした覚えがある。それは、交通の便がきわめて悪く採算のとれるはずもないこうした大規模施設の建設と運営に、莫大な国民の年金基金を投入し、旧厚生省官僚が私益をむさぼってきた果ての異様なほどの荒涼さであった。
 おつむがてんてんなだけでなく、品性もお下劣なことにかけては、歴代の首相に引けをとらないあべのバカたれは、「新・人材バンク」なるものを新設して、今後は公務員の天下りを公明正大にやるんだそうだ。ばかもここまでくればもう何も言う気がおこらない。逝ってよし。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「Weblog」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事