歴史社会学的な実直な論考はなるほどと思えるものの、例の「第三の審級」がもちだされるあたりから、著者特有のアクロバティックな立論に当惑した。大胆な解釈を試みるのであれば、もう少し徹底してやっていれば、賛否両論でるだろうが、論旨が明確になっていただろう。
目次
第1章 ナショナリズムという謎
第2章 ナショナリズムからウルトラナショナリズムへ
第3章 「靖国問題」と歴史認識
第4章 “山人”と“客人”
第5章 現代日本の若者の保守化?
戦前期のナショナリズムは、なぜ、ウルトラナショナリズムに向かったのか。「靖国問題」とはなにか。戦後社会とナショナリズムの相関とは…。「日本」を根本から考えなおすべき今、ナショナリズム研究に大きな足跡を残してきた社会学者が問う、日本のナショナリズムの本質。
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