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本と音楽とねこと

責任

浅野皓生,2024,責任,KADOKAWA.(1.18.25)

雪の深夜の当直中、刑事の松野徹は不審車両に遭遇し職務質問する。運転手の藤池光彦は急発進、徹は追跡するが車は交差点に突っ込み、光彦と通りかかった車の家族四人が死亡する大惨事となる。警察への批判が強まりかけたとき、光彦が事故直前に強盗致傷事件を起こしていたと判明、非難は遺族に集中した。冤罪を疑う光彦の両親から再捜査を嘆願された徹は、自責の念に誘われるように引き受けてしまう。新事実など出てきようがない、はずだったが―。第44回横溝正史ミステリ&ホラー大賞優秀賞受賞作。

 第一章では、過去の事件の真相を追う刑事、松野徹が主人公であるが、唐突に徹は死に、第二章では、徹の娘、莉帆が主人公となる。

 そして、事件の裏に、妹を性虐待された兄、藤池光彦の復讐劇があったことが明らかになっていく。

 徐々に真相が明らかになっていく過程が楽しめる推理小説である。


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