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サイコパス、キレる!

 『サイコパス』は、良心の呵責なく、平気で虚言を弄し、他者に危害を与える人々のあたまのなかを、脳科学の知見を援用して分析する。重要な論点を網羅しながら、その一つ一つについて簡潔にわかりやすく説明されており、有益だ。
 『キレる!』は、感情を抑制できない他者に悩まされたり、自分自身の怒りの感情をもてあましている人には、役立つ内容かもしれない。

中野信子,2016,サイコパス,文藝春秋.(12.12.2020)

とんでもない犯罪を平然と遂行する。ウソがバレても、むしろ自分の方が被害者であるかのようにふるまう…。脳科学の急速な進歩により、そんなサイコパスの脳の謎が徐々に明らかになってきた。私たちの脳と人類の進化に隠されたミステリーに最新科学の目で迫る!


中野信子,2019,キレる!,小学館.(12.12.2020)

本書では、“キレる”という感情について、「なくすべきもの」とネガティブに捉えず、脳科学的に分析しながら具体的な対処法・活用法を考察する。ここ最近、あおり運転、児童虐待など、怒りを抑えきれずに社会的な事件につながるケースが数多く起こっている。そこで、「“キレる”という感情は、人間にはそもそも備わっているもの」という視点に立ちつつ、怒りの正体を解明しながら、“キレる人”や“キレる自分”に振り回されずに怒りの感情を活用して、上手に生きていく方法を探る。

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