「解離」と「なりすまし」の繰り返しにより、さまざまな人格をわたりあるく人々のお話。
人格ともども身体も豹変するところが、現実離れしているが、「解離性同一性障がい」者のストーリーであればありふれているし、あえてこうした設定にしたのだろう。
しょせん、フィクションなのだから、物語にどっぷりひたって楽しめるか、こんなのありえねーと思いさめてしまうか、そこで評価がわかれる小説だろう。
名前も記憶もお金も持たない某は、丹羽ハルカ(16歳)に擬態することに決めた。変遷し続ける“誰でもない者”はついに仲間に出会う―。愛と未来をめぐる、破格の最新長編。
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