本と音楽とねこと

『世界』2012年1月号と別冊

 『世界』2012年1月号の特集は、「原発 全面停止への道」。
 ウルリヒ・ベックも審議会の一員として加わって作成された、ドイツのエネルギー政策をめぐる報告書の一部が訳出されており、なかなか興味深かった。
 要するに、原発は、事故が起こった際の損害が推定できないもので、これはリスクアセスメント以前の問題であり、絶対に稼働させてはいけないという趣旨なんだが、核廃棄物処理の問題も考え合わせると、至極まっとうな結論であるな。山下祐介さんの「東北発の復興論」もなかなか読ませる。
 『世界』別冊、「破局の後を生きる」には、被災した人々の生々しい体験を綴った手記が、多数、掲載されている。こちらもおすすめだ。
 

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