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エマ・ゴールドマンの人生と思想を論じた第4章がいちばんおもしろかった。
「岩波新書」なので少し自重したのか、4文字言葉はひかえめだ。
それでも、痛快で、共感とエンパシーがはんぱない。
わたしも、退職したら、いっちょ、蜂起しようかな。
あいつはつかえる?つかえない?人間がカネではかりにかけられる。まるで家畜だ。コンチクショウ!ひとをしたがわせたり排除したりするのをアナーキーとはいわない。アナーキーとは権力をぶちぬいてやるってことだ。主義を超えた根源的な問いが、躍動する文体で炸裂する。人生は爆弾である。合理性の錯乱へようこそ。
目次
序章 アナキズムってなんですか?
第1章 自然とは暴動である―エコ・アナキズムの巻
第2章 ファック・ザ・ワールド―アナルコ・キャピタリズムの巻
第3章 やられなくてもやりかえせ―アナルコ・サンディカリズムの巻
第4章 われわれは圧倒的にまちがえる―アナルコ・フェミニズムの巻
第5章 あらゆる相互扶助は犯罪である―アナルコ・コミュニズムの巻
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