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本と音楽とねこと

現実的な左翼に進化する

Singer,Peter,1999, A Darwinian Left: politics, evolution and cooperation [Darwinism today series],Weidenfeld & Nicolson(=2003,竹内久美子訳『現実的な左翼に進化する (シリーズ「進化論の現在」)』新潮社)(¥945)10'.1.6)

 ダーウィニズムとマルキシズム、ゲーム理論からみた利他主義の可能性など、短いながら、けっこう楽しんで読める。
 いろいろ批判されてきたワークフェアの社会政策も、「現実的な左翼」の立場からはいたしかたないのかもしれないな。

共産主義国家が崩壊し、冷戦が終わり、労働運動も衰退した現在、貧富の差を無くし、不平等を根絶しようとしたあの「左翼」はどうなってしまったのか?もはや現代の進化論は、キリンの首がいかに長くなったかとか、ワサギの耳はなぜ伸びたなんて研究をしてるわけではない。現代の知の枠組みを変えつつある「進化論」の最先端を紹介する知的興奮のシリーズ第二弾。我々が「進化論的に正しく」/「政治的に正しく」サヨクであるための方法論を、全世界注目の哲学者が伝授。

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