約1年ぶりの新作は、ジャズのスタンダードナンバー集。悪くはないんだが、歌声、とくに高音域の美しさと声質のバリエーションではSarah Brightmanに遠くおよばないし、渋みのある低音域の響きではCassandra Wilsonがはるかに上・・・なんて、野暮なことは言わない方が良いのだろう。とびっきり上質の歌声を満喫できるアルバムにはちがいないのだから。