二宮厚美,2009,新自由主義の破局と決着──格差社会から21世紀恐慌へ,新日本出版社.(8.28.2021) ネオリベラリズム批判の書として、とても完成度が高い作品だ。 釈然としなかった、地域「分権化」論や「福祉ガバナンス」論について、的確にその問題点を指摘している。 社会福祉サービスにおける「利用者補助金方式」は、社会権を侵害する応益負担であり、承認するわけにはいかない。そんな思いを強めた。