もう何度もみてきた、家庭環境のちがいによる学力格差の問題、教育職員の過労働、人材難による教育の質低下の懸念、「自己実現アノミー」による未就労の問題等、現在でも解決されていない、教育、学力、階層、就労をめぐる問題が、手堅く考察されている。
目次
1章 階層で学力が決まるのか、学力が階層を作るのか
2章 義務教育の機会は平等に保たれているか
3章 これが教員勤務の実態だ―学校週5日制完全実施後の「教員勤務実態」調査報告から
4章 教育政策をめぐる論点、論争
5章 教育の綻びをどう修正したらいいか
「学習資本」の階層差がますます拡大する日本の教育。「出身階層」という社会的条件の違いが子どもたちにもたらす決定的な差について警鐘を鳴らす。90年代以降、迷走を続けた教育政策を豊富なデータとともに検証。学力問題の第一人者が説く処方箋。
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