「天国で遊んであげて」愛犬の死を悲しむ少女の手紙に“神様”から返事。

「天国で遊んであげて」愛犬の死を悲しむ少女の手紙に“神様”から返事。

ベタはベタだが、いい話だと思う。
　わたしは、メレディスちゃんと同じくらいの歳に、かわいがっていた犬を親に保健所で殺処分された。
　クロというその犬は、明け方、庭に侵入してきた野犬に首を咬まれて大ケガをした。いまだったら、動物病院で治療を受けさせるだろう。しかし、当時、「動物愛護」の文化なんか希薄であったし、ましてや両親はクロをまさに「犬畜生」としてしか思っていなかったわけで、さっさと保健所に殺処分を依頼し、クロはトラックの荷台に載せられて行ってしまった。（当時はトラックで回収に来てくれていたのだ。信じがたいことだが。）わんわん大泣きしながらそれを見送った記憶がある。
　このことはその後もしばしば思い出し、そのたびにこころが病んでいった。しかし、おいさきそう長くはないと思われる両親には話題にすることさえないだろう。