見出し画像

本と音楽とねこと

ケアのカリスマたち

上野千鶴子,2015,ケアのカリスマたち──看取りを支えるプロフェッショナル,亜紀書房.(8.24.2022)

 住みなれた地域で、おひとりさまでも安心して逝ける看取りのしくみを、タイトルどおり、先進的な地域医療、地域福祉の実践を手がけてきた人々との対談をとおして模索する。
 自宅もしくは、限りなく自宅に近い住環境のもとで、生涯を終えること、これは、だれしもが願うことであると同時に、社会保障を持続可能なものにしていくために必須の条件である。
 上野さんの問題意識は明確で、上記のことに加えて、介護保険をどう変えていくのか、変わらないのだとしたらどう有効活用していくのか、興趣の尽きない切実な問いをめぐる議論が展開されている。

『おひとりさまの老後』の上野千鶴子が、在宅介護・看護・医療のフロントランナー11人に体当たり!在宅看取りのノウハウからコストまで、大胆に切り込んだ対談集。これで「おひとりさま」でも家で死ねる。

目次
第1章 おひとりさまの在宅死―山崎章郎
第2章 一周遅れのトップランナー―松村真司
第3章 大都市型退院移行の受け皿―英裕雄
第4章 在宅ケアがはぐくむ地域の力―秋山正子
第5章 施設サービスの地域デリバリー―小山剛
第6章 現場指揮官の闘い―高口光子
第7章 男心をつかむリハビリテーション―藤原茂
第8章 高齢者コミュニティをつくる―近山恵子
第9章 お愉しみから看取りまで、トータルケア引き受けます―柳本文貴
第10章 看取りのプロデューサー―柴田久美子
第11章 地域から生えてきたホームホスピス―市原美穂

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「本」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事