本と音楽とねこと

ネットカフェ難民、全国に5400人…4分の1は50代

 厚労省が今年4月に公表した「ホームレスの実態に関する全国調査報告書」によれば、4年前の調査と比べて、全国のホームレスの数は28.6%減って6,732人となったが、この「ネットカフェ難民」のように、ホームレスの形態が変わったためもあるんだろう。近いうちに、検証してみたい。

ネットカフェ難民、全国に5400人…4分の1は50代
 定住先がなく、ネットカフェや漫画喫茶で寝泊まりするいわゆる「ネットカフェ難民」は、全国で推計約5400人に上ることが28日、厚生労働省による初の実態調査でわかった。
 うち半数は、派遣労働やパートなど不安定な職に就いていた。住所がないと安定した職にも就けない現実を反映している。
 厚労省では、「就職と家の確保ができる支援を同時に進めることが必要」としており、来年度予算概算要求に支援策の事業費を盛り込んだ。
 ネットカフェなどは、1時間200円前後で利用できるところが多く、一晩過ごしても1500円程度。このため、ネットカフェ難民が若者を中心に徐々に広がっているといわれる。路上生活者よりも実態がつかみにくく、「見えないホームレス問題」とも指摘されている。
 調査は今年6~7月に実施。全国3246店舗を対象に平日1日あたりの平均利用者数を聞き取り調査し、東京23区と大阪市では利用者への面接も行った。
 その結果、ネットカフェなどを深夜から朝までの時間帯に5時間以上利用する「オールナイト利用者」は、1日あたり約6万900人。仕事で帰宅が遅くなるなど一時的に利用した人が大半だったが、帰る家がないため日常的に使っている「住居喪失者」は推計で約5400人となった。東京が2000人、大阪が900人、名古屋が200人などとなっている。
 年齢別では、20歳代が26・5%と最多、50歳代が23・1%で続いた。50歳代は、路上生活をする失業者や日雇い労働者が利用するケースが多いためとみられる。また、男女別では男性が82・6%、女性が17・4%だった。
 また、労働形態を調べたところ、派遣労働などの非正規労働者は半数の約2700人で、このうち契約期間が1か月未満だったのは約1700人。平均月収は、東京で10万7000円、大阪では8万3000円だった。仕事をしていない人は約2200人、正社員は約300人などだった。
(2007年8月28日12時48分 読売新聞)

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

コメント一覧

ネカフェ難民
一時保護や低家賃の住居の斡旋ないしアパート入居資金の貸し付け、就労支援等、路上のいわゆるホームレスと同様の援助が必要でしょう。あと、最低賃金の引き上げと、人材派遣業の規制および企業の直接雇用の促進も欠かせませんね。
ネカフェ業界は、「お客さん」を「難民」呼ばわりするのを嫌ってるようですが、路上生活者以上に把握しにくいホームレスの形態ですね。
金2受講者( ・∀・)
この話題はNHKでも,ニュースで
取り上げられていました!!

結局、難民の人達は、住所が無ければ正社員にもなれず、正社員になれなければまとまった収入も得られず家も持てないという悪循環が起こるということらしいです。ネットカフェ、行ったことないですが・・・
果たしてちゃんと安眠できるのでしょうかね・・・
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

※ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「ニュース」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事