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本と音楽とねこと

不都合な真実

 アル・ゴア(枝廣淳子訳),2007,『不都合な真実』ランダムハウス講談社(¥2,940)'11.3.27

 世界的なベストセラーとなった本書と映画とが、地球温暖化防止のためのさまざまな二酸化炭素排出削減の試みを加速させたことはまちがいないし、結果として、途上国を含めて世界中で原発建設ラッシュを後押ししてしまったことも否定できないだろう。
 しかし、ゴア自身は自然エネルギー利用への転換を提唱していても、原発擁護の論陣ははっていない。美しい写真が満載されたなかにつむがれる言葉は、ゴアが、ヘンリー・ソローとも通底する素朴なエコロジストであることを示している。
 さて、ゴアは、現時点でも史上最悪といえる環境破壊を引き起こした原発事故を受けて、どのような見解を表明するのだろうか。

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