中年期にさしかかると誰しもが直面する老後生活への不安。実際に、老齢年金だけでは生活できず、かといって生活保護の申請には躊躇する者が多いなか、「死ぬまで働く」選択をせざるをえない高齢者が増えている。
現時点では社会保障の強化が望むべくもないことを考えると、一部の富裕層を除き、ある程度資産が形成できた時点で、「半農半X」のライフスタイルへの転換をはかるなどの対処が必要なことを、本書は示唆している。
目次
第1章 深刻化する下流老人
第2章 生きるために、働く老後―死ぬまですり減る、体と心
第3章 誰もが陥る「死ぬまで働く」という生き方―なぜ、高齢者は働かざるを得ないのか
第4章 日本の老後はカネ次第―不気味な顔をみせる格差社会
第5章 下流老人を救うカネはどこにある?―これから「財源」の話をしよう
第6章 一億総下流化を防ぐ解決策―持続可能な未来~子ども世代へ
もう、死ぬまで働くしかないのか?想像してみてほしい―「あなたが80歳のとき、本当に働けるだろうか?」忍び寄る「一億総老後崩壊」を告発した『下流老人』から一年半。世界一老後が過酷な国で、生きていくための「解決策」を示す。
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