本と音楽とねこと

東京に米軍基地を

 鳩ぽっぽが米軍基地問題で迷走し日米のメディアからさんざん叩かれているが、アメリカが、自国内の貧民、失業者救済と軍需産業振興のため、お節介にも海外に派兵し、基地所在国にたかり続けていることをだれも問題にしない。
 どうしてもアメリカの軍事力をもって日本の国土防衛をはからねばならないというのであれば、米軍基地は国防の恩恵をもっとも多くの人々が享受する大都市周辺に移転すればよい。30年ほど前に広瀬隆が『東京に原発を!』を出版し話題になったが、原発にしろ、米軍基地にせよ、もっとも多くの人々がその便益を享受する地域につくるべきだろう。
 実際にそうならないのは、原発は地域環境を放射能で汚染し、基地は騒音、米軍とその家族による犯罪等の問題を引き起こしているからだ。
 わたしたちは、NIMBY(Not In My Backyard)からNIABY(Not In Anyone's Backyard)へ向かうべく、迷惑施設を根本からなくしていくことを考えるべきなんだろう。軍事同盟であれば、日本の電子工学技術や環境汚染防止技術の供与と引き換えに、ロシアや中国とも取り結ぶべきだろう。
 米軍基地なんか世界中からなくしてしまうべきだ。

 

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