猫特捜部

その女アレックス 読了。

ひさびさの当たり！

ラストまで読んで、また各場面を再読したくなる。
アレックスの慟哭と怒りに圧倒。
構成もお見事で、いりくんだ過去と現在が交錯して最後までひっぱられた。
被害者であり加害者であり、生きることに執着して脱出しながら、目的のために生を投げ捨てる。

きっとラスト暗くなる話だなと思いつつ、
主人公の刑事と同僚たちのエピソードがすごく良くて、
生きていく側に光が射し込む。
これ、シリーズになるといいなあ。


「犯人はおまえだ！！！」
「……おかさんうるさいみゃ」


「もう逃がさんぞおぅぅ」

(ぽち♪)

「あふーん」


得意のツボ押しマッサーで凶悪犯を落としてやったぜ。


冬の晩は、猫と読書がいちばんですなあ♪