飛~日記

飛の感じた事をおしらせしま~す!

京都

2013-12-02 20:52:40 | Weblog
市内はなかなか紅葉しないので、紅葉を見るために、また高いところに行ってきた。その場所の名前は高雄だったが、ちょうど台湾の2番目の大都市とだぶっている。交通案内図の指示通り、私たちはまず出町柳駅でバスに乗って、北野天満宮駅で降りた。そして高雄方面のバスに乗り換える前に、ついでに北野天満宮付近の人気ラーメン屋にも食べに行った。行きつけの店だったが、いつの間にかそこに引っ越してからは、もう食べるチャンスがなかった。何年かぶりにまたその美味しさを味わうことが出来て、涙が出るほど感激した。

もともと北野天満宮にも行ってみたかったけど、日が暮れるとまずいので、紅葉名所である高雄を優先した。しかし、ちょっとしたハプニングが起こった。何と私たちが持っていた地図の案内は間違っていて、乗り換えるつもりで降りた場所には高雄行きのバスがなかったのだ。紆余曲折を経て、ようやく高雄に着いたのは、その2時間後だった。幸いまだ十分明るかった。

登山口から入ってまもなく、燃えるような紅葉が続く山里の風景が目に映った。美しい杉林とゆったりと流れている小河を背景に、一面の紅葉が一層際立ち、目が奪われるばかりだった。さらに奥に進むと、「紅葉橋」というとても古めかしい橋にたどり着いた。その橋を真ん中ほど進んで周囲を見渡すと、言いようのない感動に包まれた。生まれてこの方このような美しい景色を見たことがなかった。遠くの杉の木は、鉛筆のようにまっすぐ立っていて、高低差によって、美しい稜線を作っていた。その緑と、まるで赤や黄色の絵の具をこぼしたような紅葉の色との鮮明なコントラストが、誰しもうっとり見とれてしまう美景を織り成していた。

古びた石段を登っていくと世界遺産の神護寺に行き着いたが、拝観料をケチって入らないことにした。入らなくても紅葉鑑賞という目的はもう十分に達せられた。色とりどりの紅葉に敷き詰められた石段を降りながら、友人と秋めいた山の中を歩きながら雑談するのは、人生で何回できることだろうか。私たちは静かな午後をのんびりと過ごした。市内に戻る時、車内外の激しい温度差と曲がりくねった山道の走行によって、ひどく酔ってしまった。にもかかわらず、私は友達と別れてから予定どおりにあるクラブ活動に向かった。夜のことだった。

どういうイベントかというと、簡単に言えばいろんな人が集まって遊びながら複数の外国語を同時に身につける、という目的で開催された活動だった。年齢や国籍を問わず、誰でも気軽に参加できる。初めてで知らない人ばかりだったので、最初は緊張していたが、すぐ溶け込めた。内容は幅広くて、知らない言語のシャドイング練習もあったし、ゲームや歌を通して簡単な単語に触れるコーナーもあったし、特別な体験を語普段なかなか地元の子供やお年寄りと話すことができないので、かなり新鮮な体験だった。特に小学生との会話の中で、アニメの話を持ち出したらすごく反響があって、たちまち仲間の輪に入ることが出来た。文法や文字ではなく、音声を覚えることで外国語を身につけるという方法は、果たして大人にも通用するのだろうか。僕も時間が出来たらもっと試してみたいと思う。

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