京都•左京区 フェルデンクライス/アート/ダンサブルな暮らし

身体と芸術、社会とのつながりを実践しながら研究活動を行う。
発達教育学/ソマティクス教育/表現文化

椅子の座り方とフェルデンクライス@レッスンカフェの場合③

2010-05-26 | Performing Artists

本日は、レッスンカフェ感想集3】のご紹介です。

今回は、ピアノ演奏者のレッスン参加者さんより感想レポートをいただきましたので、掲載させていただきます。

5月は、演奏中の座り方や日常の椅子との関わりをきっかけにレッスンを始めて見ました。

感想は、以下です。↓

 『5月13日のフェルデンクライスでは、座るということを体験した。三十数年生きてきて座るということを数多く経験してきている。しかし、このワークを通じて座るということの認識に広がりが生まれた。

 今回のワークでは、座っている際の下半身の動き、足の裏から膝、骨盤そして大きな存在感をしめした坐骨に意識を向けた。あらゆる箇所が連動しうごいていることがよくわかる。
 座るということにも体内では色々なドラマがある。その筋肉など身体の動きドラマに気づくことから始まる。そのドラマは実に豊な身体の表現であった。動き自体を、楽しみ味わい、まるで、芸術に触れるかのような気持ちで見てあげると自分自身の体内で行われていることが如何に豊かであるかということも気づく。

 そこに間違いという意識は必要ないし、ただ、気づきを与えてあげればいいというレッスン中の言葉が、印象にのこった。実際、我々の思考のパターンには、間違いー気づきー即改善、のような回路がある、けれど、身体というのにそれを押し付けても、思考にとって良いことに過ぎず身体にとって良いことかどうかは分からない。
 

 我々が座って何かの作業をするとき、作業に集中してこの座るという意識のない瞬間もあろう。けれど、時々、この座るという意識を思い出し、それから作業に入れば、身体は作業に集中する姿勢をとってくれる。そう信頼してもいいかもしれない、そんなことを思う今回のワークでした。』

実に詳細にわたるレポートありがとうございます。座るという当たり前の行動から演奏にいたるまで、同じレッスンを共有しながら”個々の生活に生かせる。”というところが、レッスンの醍醐味でもありますね。

参加してくれた皆さん、美味しいコーヒーを提供してくださったアムザさんありがとうございました。本日も、椅子の上での動きをきっかけにレッスンスタートします。お楽しみに~

次回のレッスンカフェは、7月1日、15日(木)19:30~です。


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