京都•左京区 フェルデンクライス/アート/ダンサブルな暮らし

身体と芸術、社会とのつながりを実践しながら研究活動を行う。
発達教育学/ソマティクス教育/表現文化

【東淀川】フェルデンクライスとダンス さなぎダンス企画#3 出演決定! 2013年3月30,31日

2013-03-27 | フェルデンクライスとダンス
ご縁あって劇団 態変さんの拠点で踊らせていただくことになりました。
 
小林三悠(ダンス以前)
作品タイトル:みみずのたわごと
 
出演:小林三悠(動き)
松尾謙(サウンドマニュピレーター)
本田素子(キーボード演奏)   
さなぎダンス企画#3
 
3月30日(土)19:30
3月31日(日)14:00 17:00(開場は30分前)

一般:前売1800円/当日2000円
障がい者及び介助者・学生:1500円

会場:メタモルホール(JR東淀川駅、徒歩3分)
大阪市東淀川区西淡路1-15-15 
Tel/FAX : 06-6320-0344
 
【さなぎダンス企画について】
この企画は、劇団態変と上念省三が共同して行うものです。スタートに当たって、以下のようなことを考えました。
■若いダンサーに公演の機会を提供すること。
■劇団態変の本拠地であるメタモルホールを活性化すること。
■メタモルホールで開催することで、障がいを持った方がコンテンポラリーダンスにふれる機会をふやすこと。
■「障がいを持った身体」を意識することで、踊り手、観客の身体への意識が尖鋭化すること。
 若いダンサーたちには、ここで身体をさらすことで、他の劇場では感じることのできない何ごとかをつかんで、抱えて行ってくれるのではないかと期待しています。
 メタモルホール、「変態する」(メタモルフォーゼ)劇場。ここでダンスを展開していくということは、身体が「ある」ということを、身体が「ない」という視点から問いなおす起点になるのではないかと思っています。
若いダンサーの登竜門になることを想定して始めたこの企画ですが,身体に欠損(障がい)があること、ないこと、いわゆる健常であること、そうでないこと、何かがないということがあること、表現であること,などなど,様々な有と無が,直立する問いかけとなって迫ってくる公演となっています。
 どうぞ、お誘い合せの上、お越し下さい。


【出演者について】             
 
企画者の上念さんからひと言
 
昨年、神戸大学の授業に菊地さんをお招きし、お話を聴く機会をもてたことは、私自身にとっても受講者にとっても、大きな出来事でした。ある時期まで、障がいのことはちょっと脇に置いて、普通の女性として生きようと過ごしていた彼女が、誘われて態変の舞台を見たこと。それがどんな衝撃だったか。淡々とした語り口だからこそ、彼女の存在の様態を根底から覆すような体験であったことが、切々と伝わるものでした。舞台のあとは寝込んでしまう。命を削るような消耗のしかたで舞台に立っている。そうも耳にしました。そのようにしてまで、舞台に立つということを選んでいる彼女のソロです。「ひたむき」という言葉は「直向き」と書くそうですが、何ごとかに真っ直ぐに向き合う姿を目の当たりにできそうです。

集合住宅は、近畿大学卒業生の女性ダンサーと男性ミュージシャンによる不定形なユニットです。卒業後、それぞれ仕事を持ったり、ダンスを続けたりしながら、時々集まってサッと即興中心の時間を創って、まためいめいの生活/時間に戻っていく人たちのようです。このメタモルホールで、大人数の即興的で混沌とした動きを見てみたいと思って、出演をお願いしました。数人の個人が、ある時は華やかな動きを見せつけるようにし、ある時は全員が一つの生命体のようである。そういう変幻をご覧いただけると思います。

小林さんとは、京都の町家での小さな公演で、衝撃的な出会いができました。小ぢんまりした、歳月の感じられる庭や座敷で、沈黙そのものであったり、激しさであったりしたその身体に、さまざまな身体表現の本質的な滴がほとばしっていることが感じられ、この人をメタモルホールに存在させたいな、と思いました。広い意味での環境、存在を取り巻くいろいろに対する反応のしかたに、独特のざらつきがあるように思います。それに対して観る人もザラリと反応していただけるのではないでしょうか。
さなぎダンス企画・上念省三
 
お待ちしています!
 
 

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