いつの間にかみな老いており…

叔父が亡くなりました。
１日には外で見かけたという人がいて、４日デイケアのお迎えに自宅で発見されました。独居老人の孤独死ということで、警察が入りました。こういうパターンは今後も増えていくのでしょうね。

やんちゃな末っ子でした。
母とは仲が良いとは言えない関係でした。
思い出話しも、誰々に怪我させてとかの困ったちゃんぶりが露呈するものばかり。
方丈さんは故人より幾つか年下の幼なじみ。かわいがって貰った記憶は無く、虐められた…いやまぁという間柄。数年前に本堂で朝のお勤めをしていたら背後に気配があり、叔父が中を覗いていたそうです。Ｓちゃん、どうした？と問うと叔父は一緒に拝んでもいいか？と。でも、近づくと酒の臭いプンプンで、いやＳちゃん、酔っぱらっては駄目だよと断ったのが会った最後だそうです。

享年74歳。異母兄姉はみな鬼籍に入り、残された同胞の兄姉3人はアラ傘。それでアルコールも入ると決め事はままならず、えっと何だっけ？どうするんだっけ？いつだっけ？の繰り返しもありつつ(^_^;
お位牌は結局引き取り手が無く、お寺さんで預かって戴くこととなりました。このパターンも今後増えていくのでしょうね。

わたし自身は迷惑をかけられたことが無いので、子供の頃に遊んで貰った気の良い叔父さんというイメージが残っています。
遺影の顔はその頃の面影が残る、片方の口角がちょっと上がりニヤッと笑ったような愛嬌のある顔つきでした。
Ｓちゃん（甥姪もみなこう呼んでました）、お祖母ちゃんにあったら今度は孝行してねと声をかけ、お別れをしてきました。