Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

土方

2007-07-07 | Weblog

司馬遼太郎の『燃えよ剣』を読んだ。かなり昔の小説だが、物語が物語りだけにガツンと来る。

どうしても幕末のイメージと言うと坂本竜馬というイメージがするが、この時代には熱い男が沢山いた。土方歳三もその一人なのだが、ともかく常にまっしぐらと言った感じで、最後は燃え尽きて行く。彼から剣を捕ったら、一体何が残るのだろうかと言うくらい喧嘩や戦に命を掛けていた。勝負とは勝ち負けでは無く、やるかやらないかなのだ。人の上に立つとはどういうことかという事を教えてくれる。

鬼の土方と人から恐れられていた存在だが、唯一残った写真はなかなか今風なのが魅力の一つでもある。もし、この時代の方々が今の日本を見たとき、どの様に思うだろうかね?

この本を書いた作者も素晴らしい。


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