Manabus Column

路地裏から尾根道を行く

お台場の灯台

2020-03-01 | Weblog
なんとなく昔撮った写真を家で見ていた時、あれ?こんなところに灯台なんてあったっけ?と少し驚いてしまった。

すでに閉館している船の科学館の展望タワーから撮ったものなのだけど、ポツリと灯台が写っていたのである(しかも2つ)。







これは一体全体どういうことだ?

調べると、この灯台達はすでに役目を終えてから1部が運ばれて復原された様であった(それも数十年も前に)。



もちろん船の科学館のタワーから下を見下ろした時には、灯台なんて眼中にも入らなかったし興味も無かったが、年月が経つと人間の趣向なんてわからないものだなと。

しかし科学館は閉館してしまっているから、果たしてその灯台は見ることができるのか気になる。

調べてみたがよくわからないし、まあとにかく行ってみようと釣りの序でに(釣りが序でか?)お台場まで行ってみた。



駐車場は閑散としていて人も少ないのは、最近のウィルスのせいではなさそうだ。

警備の方に聞くと「入れません」とのことだったが、あまりよく分かってはなさそうで、仕方なく遠くいから灯台を見ることにする。

しかし、流石にちょっと遠方なので、改めて駐車場の係の方に聞くと「科学館は閉館しますが、外なら入れます」とのことだった。

改めてそう言われないと、入っていいのか悪いのかわからないくらい閑散としたところだ。







先ずは1つ目の古いタイプの木造の安乗埼灯台の復原(1部だけ実物)、灯台の父ブラントンさんの設計したものだ。

そしてさらに奥に行くと、九州の五島列島で使われていたものを1部だけ使い模擬したものとある。

レンズと回転台は、稚内灯台のものである。







うむ、赤いレンズの部分を見ると、モビルスーツのモノアイの様で少し怖い。







順光で見ると、白く輝いて美しい灯台で、先ほどの駐車場の係の人曰く「数年前までは点灯していた」とのこと。









バックのユリカモメとを比べると、なんとも違和感があり過ぎなのだが、まあ海は手の届くところにあるんだよなぁ。

それにしても、写真に写っていたプールも無かったし、何となく風化しつつある船の科学館の寂寥感は悲しい。

外の展示物も次第に風化している様で、いくらお台場にあるとはいえ運用していくのは難しいのだなと思ってしまう。


あ、それと久々にアーバンな都心部での釣りは、見事に何もなしであった。






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