ビクター・イヤーズ・シリーズは一昨年と昨年に発売されました。フランク永井に楽曲を提供している山下毅雄、山上路夫、いずみたく、平岡誠二、鈴木庸一、中村八大といった大御所の作品をCD1~2枚で復刻提供されたものです。
先週に「フランク永井プレミアム・セレクション」の2月新発売について書きましたが、これと併せて、フランク永井の未CD化曲が収容されています。フランク永井の残した曲数は1200曲(カバーも含む)ほどありますが、昨年まででおよそ3/4がCD化されたと思います。
「フランク永井プレミアム・セレクション」では、今日とBELAMIでのライブが、発売されていたLPに収容されていなかった部分、およそCD1枚分が発表されたのには驚きでしたが、イヤーズ・シリーズでも、シングル盤のB面だったり、LPアルバムからの復刻があって、十分に楽しめるものになっています。1962年、谷内六郎と中村八大が創り上げた「抒情組曲 遠い日の歌 ~こどもの風土記~」(第17回芸術祭参加作品)が復刻しています。
イヤーズ・シリーズに収容されたフランク永井の曲は下記の通りです。
●いずみたくビクター・イヤーズ:
「殺し文句」「変わった恋」
●山上路夫ビクター・イヤーズ:
「あの娘はねんね」
●中村八大ビクター・イヤーズ:
「ねむの木」「上総」「雨ふり(中尾エミと)」「冬仕度」「凍る夜」
他フランク永井の曲以外もすべて
●平岡誠二ビクター・イヤーズ:
「男」
●鈴木庸一ビクター・イヤーズ:
「東京ドドンパ音頭」「月影の東京」「満塁ホーマー」「東京ラブタイム」「恋のブルー銀座」
●山下毅雄ビクター・イヤーズ:
「真昼の罠」「別れのテーマ」
「フランク永井プレミアム・セレクション」は2月9日から購入受付です。
このCD-BOXではフランク永井の数多くのLPでもなかなかそのままの復活は難しそうなものから、これはと思うものを厳選して披露しています。1958年の「ラブ・レター」(LV-22)ではフランク永井ご自身が曲の紹介をしているものですが、ここから何曲かを紹介しています。またBELAMIライブで、トークで紹介している「琵琶湖周航の歌」からも選んでいます。かつてA面全集がCD-BOXででましたが、B面であるゆえに外された名曲もいくつか選ばれて初CD化をしています。企画、選曲での工夫と苦労が感じるBOXになっています。
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