副題が60歳までに知っておきたい とある。これは泣かせるフレーズだ。
貯蓄は未来の自分への送金 p.8 送金の際に通が金融商品であり、金融市場の影響をうけるとある。なかなか導入がじょうずだ。
長期金融市場で取引されている金融商品は主に証券、つまり株式や公社債です。・・・これらから派生したデリバテブの市場も近年拡大しています。
短期金融市場は、参加者が金融機関に限定されているインターバンク市場と、金融機関以外でも参加できるオープン市場があり、短期金融取引から派生したデリバテブの市場もあります。
ファンダメンタル分析 テクニカル分析 計量分析
金利とは資金を貸し借りする際の価格のことです。
単利とは、運用開始時の元本にのみ利息が発生し、その都度利息が支払われる仕組みです。
複利とは 運用で得た利息を元本に追加し元利合計額を新たな元本とみなして、利息がつくしくみです。
政策金利について 2013年4月の量的質的金融緩和導入以前は無担保コール翌日物金利が政策金利だった。
2016年9月に短期金利長期金利の2つの誘導目標が設定された。
実質金利=名目金利ーインフレ率
TIBOR(タイボー)東京銀行間預金市場出し手レート Tokyo interbank offered rate
LIBOR(ライボー)ロンドン銀行間市場預金市場出し手レート London interbank offered rate
TIBOR LIBORは融資の基準金利となっている
準備預金制度 日銀の当座預金は準備預金とも呼ばれる 日銀は1991年以来準備率を変更していない
普通預金や当座預金など要求払い預金は 決済手段として使われるため預金通貨ともよばれる
日銀ネット
現金と日銀当座預金の合計はマネタリーベースとよばれる
民間の銀行はマネタリーベースをもとに信用創造を行う・・・ただし準備預金制度により日銀は信用創造を制御している
金利が自由化された現在 公定歩合は政策金利としての役割を終えている 規制金利の時代は預金金利などが公定歩合に連動して動いていた
金融政策決定会合で 金融政策の基本方針である金融調節方針決定
金融政策の実行部隊である金融市場局 公開市場操作(オペレーション)
資金供給オペ 短期金利低下を狙う
資金吸収オペ 短期金利上昇を狙う
日本では物価の安定が目的とされている しかし米国では雇用の安定も並列される目的 英国や豪州でも雇用の安定や成長があげられている
非伝統的金融政策の中身
1999年4月 フォワードガイダンス 時間軸政策
量的緩和
質的緩和 日本では2010年10月からCP社債ETF REITなど
マイナス金利政策 短期金利をゼロ%より下へ
長短金利操作 2016年9月から
発行市場(プライマリ―市場)
流通市場(セカンダリー市場)
債券 種類が多く取引も複雑 そのため取引の多くは店頭取引で
債券の価格は、日本証券業協会が公表する公社債店頭売買参考値や、日本店頭証券がBB国債価格を、参考となる実勢価格として15時時点のものを公表している。
債券利回りと債券価格は逆相関の関係
日本の長期金利の指標は新発10年国債利回り
債券利回り=(年当たり利息+{(額面価格ー債券価格)/残存価格)})/債券価格
日本では国債発行額が大幅に増えているにもかかわらず (企業の事業意欲低下もあり)国内の貯蓄がこれを支えた。しかし今後状況に変化がないとはいえない。