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輪王寺三仏堂(1645)

日光には勝道上人による立木観音の伝承。滋覚大師円仁による輪王寺開創の伝承があり、それに徳川家康の霊廟である東照宮の歴史が重なっている(日光は東照宮と輪王寺が一体混在しているが、歴史や由来からすれば輪王寺の歴史が古い。徳川家の霊廟を祭り徳川の安泰を祈る東照宮より違和感のない宗教性を輪王寺に感じるのは私だけだろうか)。陽明門に代表される日光東照宮の社殿(1636)は、議論はあるにせよ装飾と建築が一体化されている点は注目である。ここで注目したいのは麓にある輪王寺の三仏堂(三仏殿)。これは1645年の徳川家光による改築。間口33.8m、奥行き21.2mの大きな建物である。東日本で最大の木造建築物との言い方がある。しかしたとえば善光寺本堂(長野県長野市 1707築)は間口23.89m、高さ25.82m、奥行き52.67mある。したがって東日本最大は言いすぎではあるが東日本で最大級の木造建築といってよい。
高さ8.5mの阿弥陀如来、千手観音、馬頭観音を納めている。これらの三仏の成立はこの改築よりは古く伝承の平安期よりはあとと思われるが詳細はわかっていない。東武日光駅よりバスで20分。栃木県日光市。

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