JR只見線は日本のスイスともいわれる湖と川と森と山並みが美しい場所を走る単線です。
奥会津と呼ばれるエリア、新潟県の県境の方が会津若松より近い山間にあるのが只見町。
日本の豪雪地帯の中でも特に降雪量が多い地帯で、国から特別豪雪地帯に指定され年間降雪量は平均で1294cm。
只見川の電源開発は急速な進展そしたそうで、今はダムが町の名物であり、田子倉ダムを建設中の昭和30年代前半、只見町はダム建設に沸きダム建設作業員、及びそれを支える飲食店関係の人々を含めた人口は3万人を超えていたというからその賑わいはすごかったのですね。
JR只見線復旧応援ツアー②福満虚空藏菩薩圓藏寺~柳津「あわまんじゅう」散策
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只見線は昭和40年代後半頃まで蒸気機関車C11による貨物列車が運行されていたそうです。
JR只見線の会津柳津駅から只見線に乗車します。
JR只見線 会津柳津駅
JR東日本の路線図からお借りしてます。⇑
只見線は真ん中辺の水色のライン。新潟県境にかなり近い位置です。
2011年の集中豪雨の影響で、現在も会津川口駅ー只見駅の間は代替バスでの運行となっています。
柳津駅前に置かれているC11。
只見線の車両は2両編成。
ディーゼルカーの2両編成でした。
2列+1列のシートの席と、2列+2列の車両になっていました。
後方車両、車掌席の窓から見た様子。
東北本線は本線でもワンマンカーですが、只見線は車掌も乗車していました。
2011年の集中豪雨のときにこの路線が一体どのような状況だったのだろう??想像するだけで恐怖を覚えます。
現在は湖や川をスレスレに走る列車なので絶景でもあるのですが、増水していたり豪雪のときを想像すると鉄道を走らせるのはかなり難儀な路線であることは素人の私でもわかります。
山々は低いけれど、スイスの登山電車に乗ったときにも似た風景を走ります。
ダム湖なのか川なのか。
美しい水面に映る山々。
会津川口に近づくにつれて列車は湖?川?スレスレに走り、乗車した区間の中でもっと迫力ある美しい風景を見ることができる区間になります。
車用の橋の下を列車くぐり抜け走ります。
ほどんと川すれすれ!
会津川口に到着してびっくり!
ホームそのものが川べりにあるんです。
これはなかなか見られないホームの風景。
季節が新緑だったり紅葉であればさらに美しく、日本のスイスと呼ばれる美しい路線であることが予想できました。
日本のスイスというより、私はオーストリアを感じました。
オーストリアに何度か行ったことがあり、世界遺産ののハルシュタット湖に2度行ったことがありますが、チロル地方の風景や世界遺産ハルシュタット湖を重なる風景でした。
日本のハルシュタット湖といってもいいほどの美しい風景。
会津川口―只見は不通になっているので列車は会津川口から会津若松に向けて折り返します。
冬も美しいけれど、また別な季節に行ってみたい。
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