日本の歴史の中でそれぞれに好きな時代というのはあると思うのですが、やはり幕末ファンは多いのだと思うのです。
戦国時代と幕末は2分するくらい人気な時代ではないかと思っています。
その幕末、明治維新を牽引した「薩長土肥」の肥が「肥前さが」です明治
佐賀の賢人の中でも明治維新後の日本に大きく影響を与えた、7人が「佐賀の七賢人」。
佐賀の偉人は首相を務め早稲田大学を創始した大隈重信と東京駅を設計した辰野金吾は有名ですが、北海道出身なのに北海道開拓の父と呼ばれた島義勇が佐賀県出身というの知らなかったのでした。
肥前さが幕末維新博とおれんじ食堂に乗る佐賀と鹿児島の旅③佐賀城本丸歴史館
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昨年、佐賀県を旅するまで吉野ヶ里遺跡がある県というイメージしかなかった佐賀県ですが、調べてみるといろいろと見どころがあり、大川内山へ行き、名護屋城へ行き、世界遺産の三重津海軍所跡へ行き佐賀県ってすごい!と思ったのです。
いろんな国や県を観光で旅しているわけですが、教育というのは大切ですね。
会津「什の掟」もすごいし、鹿児島の「郷中教育」、弘道館や葉隠もそんな武士の教育のために生まれ佐賀の偉人を育てた教育です。
弘道館(こうどうかん)
江戸時代中期に日本の佐賀藩が設立した藩校で弘道館(学館)といい、水戸・但馬と並んで天下三弘道館の一つと言われる。明治新政府で活躍した副島種臣、大木喬任、大隈重信、佐野常民、江藤新平、島義勇などは皆弘道館の出身者だそうです。
佐賀藩第8代藩主鍋島治茂が古賀精里(儒学者)に命じ、佐賀城に近い松原小路に藩校「弘道館」を設置、第10代藩主鍋島直正は藩主になると同時に弘道館を充実させたそうです。
説明を聞き終えないと先へ進めないので、時間がないからとサクサクと先へ進めないシステムでもあります(笑)
マンガ風に設えられたグラフィックパネルに近づくと、耳元の音声ガイドが、寮生活や藩主とのディベートなど、当時の弘道館の特徴的な学びのシステムを説明してくれます。
弘道館おもしろ探検マップ
大講堂や武芸場、厨房なども備えていた敷地面積5,400坪あったという弘道館。
テーブル状の平面図に触れると、その部屋の中の当時の様子がイラストで蘇るという仕組み。
論語や孟子といった漢籍を読み上げる「素読」をデジタル判定するコーナーもあります。
大隈重信メモリーズ
内閣総理大臣を2度務めた偉大な政治家・大隈重信が、級友たちとともに弘道館で学んだ若き日々を振り返るミニシアターです。大隈重信も行った、先生から直接教わりながら漢籍を読み上げる「習い」を実際に体験できます。
佐賀の偉人の中でもっとも知名度が高いのはやはり、大隈重信でしょうか。
住所 佐賀市柳町3-15(旧古賀家)
営業時間:9時30分~18時(最終入場:17時30分)
休館 無休
幕末維新博巡回バス
『肥前さが幕末維新博覧会』の開催期間
平成30年4月1日(日)から平成31年1月14日(月・祝)までの土曜・日曜・祝日
佐賀市内の幕末維新記念館等のメイン会場周辺を巡る『幕末維新博巡回バス』を運行。
①佐賀城跡【佐賀城本丸歴史館】
②大隈重信記念館入口
③呉服元町【リアル弘道館(旧古賀家)・葉隠みらい館(旧三省銀行)】
④エスプラッツ前
⑤中の小路【ながさき幕末維新館】
⑥県庁前【佐賀バルーンミュージアム】
⑦佐嘉神社前【徴古館】
⑧県庁舎【幕末維新記念館・県立図書館・アート県庁】
1日15回、30分間隔で巡回
※10:00~17:00
運賃は1乗車150円(こども80円)。
お得な1日乗車券(指定区域内)を350円(こども180円)で販売。
1日乗車券は、佐賀駅バスセンターまたは『幕末維新博巡回バス』バス車内で購入可能。
1日乗車券(指定区域内)は佐賀駅バスセンターから150円区間内のバス(佐賀市営バスに限る)も利用可。
『葉隠(はがくれ)』
江戸時代中期に書かれた書物で肥前国佐賀鍋島藩士・山本常朝が武士としての心得を口述、それを同藩士田代陣基が筆録しまとめた全11巻で葉可久礼や『葉隠聞書』ともいうそうで、葉隠の原点は『鍋島直茂公の壁書』。
武士の心得を表した佐賀発祥の「葉隠」を、現代のビジネスや日常生活に役立つ「心構え」として分かりやすく紹介するのが「葉隠みらい館」。
会場は旧三省銀行(佐賀市柳町3番12号)。
旧佐賀藩士により銀行類似業務を行う三省社として建築されたもので”むくり”のある切妻屋根など、外観は伝統的な蔵作りです。開所当時は、一般の銀行業務と違い、米相場取引を生業とした純和風の銀行。
葉隠の言葉自体江戸時代からのものですが、現代ではビジネスマンンの心得でに通じるということで現代風にアレンジ。
佐賀県で生まれた葉隠は世界で訳され読まれています。
葉隠ことばのシアター
障子風のスクリーンが立ち並ぶ空間に、「葉隠」に心を動かされた著名人の残したメッセージが浮かんでは消え、来館者の心に「葉隠」の言葉を届けます。
全11巻もある武士の心得。
旧銀行の階段の踊り場やシャンデリアも素敵でした。
バージャルな書の体験や華=活花体験もできます。
葉隠ヴァーチャル体験
デジタル技術で「葉隠」の教えに従って書道・華道をヴァーチャル体験。
「葉隠」の教えを実践することができて身の引き締まる思いを味わうことができる空間。
私も華道にチャレンジしました。
ディスカバー my HAGAKURE
テーマに沿った質問に答えていきながら古道具を開けたり閉めたりしていくと最後の引き出しの中に、今の自分にぴったりの「葉隠」の言葉が隠れています。
(1階のインフォメーションコーナーで「葉隠」の言葉に引き換え持ち帰りできます。)
佐賀市柳町3-12(旧三省銀行)
営業時間 9時30分~18時(最終入場:17時30分)
休館無休
URL:http://sagarekimin.jimdo.com/
葉隠ゆかりの地
葉隠ゆかりの地めぐりも楽しそうです。
『長崎街道名産「富士の煙」
門の後ろにはかつて民営の煙草製造所があったようです。
大木喬任 さんでしょうか?髪型がそんな感じな気がします。
後ろは佐賀市歴史民俗館 (旧牛島家)(佐賀市重要文化財)
町家建築の江戸中期の構成を知る遺構とのことです。
佐賀の八賢人とまちあるきもできますよ。
ところで八賢人になると誰が入るんだろう?
「佐賀の七賢人」に、副島の実兄の枝吉神陽を加えて「八賢人」らしいですよ。
毎日実施の「八賢人とまちあるき」。
維新博期間中一日6回実施。参加無料。
佐賀の七賢人
佐賀藩の第十代藩主となる。
佐賀市に反射炉を建てる。
明治維新後は議定に就任し大納言の位を受け北海道開拓使長官となるが任地に赴くことなく死去。
日本初の蒸気機関車模型を完成させる。大給恒らと博愛社を創設。1880年(明治13年)大蔵卿に就任。
1887年(明治20年)に博愛社を日本赤十字社と改める。
北海道と樺太を探検・調査、北海道開拓使主席判官に就任し、札幌のまちづくりの指揮をとる。
秋田県令(現在の秋田県知事)に就任。佐賀の乱で敗れ、刑死。
参議、外務卿、を経て内務大臣に就任。現在の、佐賀新聞の題字は副島によるもの。
東京府知事、初代文部卿、参議、司法卿、元老院議長に就任。
廃藩置県を行い、司法卿、参議に就任。佐賀の乱で敗れ、刑死。
参議、参議兼大蔵卿になる。立憲改進党結成。東京専門学校(現在の早稲田大学)を開校。
外務大臣、内閣総理大臣(第1次大隈内閣)、二度目の内閣総理大臣(第2次大隈内閣)。
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発売期間 平成30年3月17日~平成31年1月14日(月・祝)
利用期間 平成30年3月17日~平成31年1月14日(月・祝)
発売額 1,000円
発売箇所 JR九州の主な駅みどりの窓口等
「幕末維新記念館」「葉隠みらい館」「リアル弘道館」の3施設に各1回ずつ入場可なチケット
発売期間 平成30年3月17日~平成31年1月14日(月・祝)
利用期間 平成30年3月17日~平成31年1月15日(火)
発売箇所 JR九州の主な駅みどりの窓口等
博多~佐賀 3,060円 (鹿児島本線・長崎本線 特急車自由席)
鳥栖~佐賀 1,800円 (長崎本線 普通列車)
往復JR券と「さが維新博3入場チケット引換券がセットになった割引きっぷ
JR券の有効期間は2日間 さが維新博チケット3入場引換券は開催期間中1回に限り有効
肥前さが幕末維新博覧会はいろんな会場で開催されています。
幕末維新記念館
リアル弘道館
葉隠みらい館
唐津サテライト館
鳥栖サテライト館
ユージアム サガ
オランダハウス
佐賀城本丸歴史館
県立博物館・美術館
ながさき幕末維新館
県立図書館
徴古館
大隈重信記念館
三重津海軍所跡・佐野常民記念館
佐賀バルーンミュージアム
アート県庁