先日、「ゆるゆる参ろう奥浅草」の観光ツアーで隅田川上流、池波正太郎が愛した江戸を散策してきました。
池波正太郎は実は好きで鬼平犯科帳は読んだことはないクセに池波正太郎のグルメ本は読んでます。
参考にして食べ歩いてみたりもしてます。
鬼平犯科帳も剣客商売も読破してないのに池波正太郎が好きなんていいうな!って言われそうですね。
池波正太郎が生きた時代の味をそのまま守っているお店は、現代の味覚からすればマズイのかもしれないけど、あの時代にこの味を出せたというところに意義があり、その味を守っていることがすごいと思うわけです。
バッサリ「マズイ!」と斬ったレビューを読んだときは、食を勉強してからグルメ気取るべきじゃない?とか思ったなぁ。
私は食の描写が上手い人の本が好きです。
自分は食の描写が下手だなぁといつもいつも思ってうまくなりたくて読んでいる。
そんでもって、食べたとき、あーあの味だ!と思ってもその「あの味」が名前が出てこない(笑)
池波正太郎はすごいな~と時々引っ張り出しては読んでみる。
愛読していた池波氏の本をウッカリ、売ってしまってさー大変!(笑)
本が摘まれてある積読派なので、うっかり積んでいた中に紛れ込んでいたらしい。
売った後のレシートに記載されていてビックリポン!
(散策行程)
あみ清 船着場(吾妻橋)→山谷堀広場→待乳山聖天(落語)→長昌寺→本性寺→妙亀塚→お化け地蔵→玉姫稲荷→吉原大門→吉原神社→吉原弁財天→浅間神社
浅草って正直、浅草寺より奥は行ったことがなかったのです。
去年初めて待乳山聖天を友達のブログで知ってお参りして浅草寺より奥へ足を運びました。
池波正太郎は大根をお供えすることで有名な浅草一のパワースポット「待乳山聖天」のそばで生誕したそうです。
「ゆるゆる参ろう奥浅草」のツアーで初めて知ったのです。
お参りしたのは初めてじゃないのに。
池波正太郎も好きなのに修行が足りてませんでした。(反省)
奥浅草のツアーのお楽しみのでもあるランチは、奥浅草の名店で「ねぎま鍋」。
ねぎま鍋は初めて食べます。
季節の味を堪能できる江戸会席の料理店 浅草一文別館は浅草で季節の味を堪能できる会席料理店。
入口ののれんをくぐると大人の隠れ家を思わせる店内。
1Fは全て仕切られた個室風。
2Fは掘りごたつの個室。
古民家風な造りが池波正太郎が似合いそうな雰囲気ですが、特に池波氏とゆかりがあるとかではない?私の勝手な妄想。
池波さんがここの空間で日本酒でねぎま鍋をつつきそうなイメージ。
ねぎま鍋の歴史は古いそうですが、昔は江戸ではトロとか食べなかったらしく、そういう部分が使われていたとか書かれていたのを読んだような記憶が。。。
3Fは甲冑がある天守閣を思わせる広間。
その大広間でいただきました。
大広間といっても20数人でいっぱいになる空間。
甲冑は六文銭で同じみ真田幸村。
店名の一文の由来は六文銭に何か関係するのでしょうか?
なんともおしゃれなコーディネートの前菜。
箸置きは本物の落花生。
自家製青大豆ざる豆腐には梅の小枝が添えられ、コースターは一文銭。
桜の花びらの器は白和えだったのでしょうか?記憶が定かではありません。
お神酒をのせるようなお盆が器として使われています。
だんご、煮こごり、玉子焼き。
1文=100円
ねぎまコース 五品 28文~
酒膳/自家製青大豆のざる豆富/名代江戸ねぎま鍋(うどん)/水菓子
自家製青大豆のざる豆腐の下には紅芯大根
お団子は甘くなく、味噌がついていてその味噌でいただきます。
☆ねぎま鍋
葱とマグロの鍋のことで、しゃぶしゃぶ風にいただきます。
マグロはしっかり煮た方が美味しいと思いました。
出汁の中でしっかり煮えたネギがアツアツ~~で美味しい。
深谷ネギなのかな?ネギって本当は嫌いだけどなんだかすき焼きの玉葱見たいで好き。
私はすき焼きに玉葱入れる派なんだけど、それは北海道流なのかな?
〆はきしめんみたいなうどん。
鮪のお出汁も出て、ほどよくなったところへ麺を入れるのだから美味しくないわけがない💛
☆デザート
なんだか懐かしい味わいですが何の味?断定できなかった。
本館もすぐ近くにあるそうです。
【浅草 酒膳 一文別館】
〒111-0032 東京都台東区浅草3-32-2
TEL:03-3871-1015