トレンダーズさんからご紹介いただき、宮城谷昌光さんの草原の風を読みました。
強靭な志は堅固な信念を生むという帯に惹かれました。
強靭な志は堅固な信念を生む。いや、信念が志を育てることもある。
まさに、自分の意思が自分の未来を作るということを常々思っている私には共感できる言葉だったのでした。
三国志をはじめ、孫子兵法などが好きで難しいと思いつつ、中国の歴史書も読んでいます。
三国志に登場する人物たちは皆、光武帝の真似をすれば天下を取れると信じていたらしいといわれています。
空想上の無理難題な条件をすべてクリアーした人間が実在し、それが光武帝とのことですが。。。。
★草原の風 (上巻) ストーリー
光武帝の若かりし頃を描いています。
三国志よりさかのぼること二百年、後漢王朝の創業者 光武帝・劉秀の物語。
父が亡くなり家計が苦しくなった三男の劉秀は父の弟である叔父に引き取られ叔父に仕えながら実家の田畑を耕し家の復興にも尽力し、農作業を行う劉秀。
兄は蔑んでいたが近所の人からは信頼され、慕われ、その働きぶりを見た劉嘉により長安への留学を勧められる。
三国志よりもさかのぼること200年という時代の人である光武帝のお話なのですが、中国の歴史書といのは実に面白い。
難しいところはありますが、ハッ!とする気づきを多く与えてくれます。
あまりに面白いので11月9日に発売予定の中巻も予約してしまいました。
大物になる人は何かしらオーラを放つものだというのは常々思っていますが、生まれつきの運命というのはあり、人はみな意味があって生まれてくるのだということ強く思いました。
草原の風 上巻 宮城谷昌光 著 1,600円 (中央公論新社)
劉邦の子孫にして、勇武の将軍。古代中国の精華・後漢を打ち立てた光武帝の若き日々を、中国歴史小説の巨匠が鮮やかに描き出す