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コダワリの女のひとりごと

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【首里】金城町石畳道を散策し、鬼退治の女陰伝説の内金城御嶽へ導かれる

2021-05-01 | 旅 沖縄県
2019年10月に焼失した首里城。
私は2015年に訪問し、世界遺産の遺構も見学してはいましたが、かなりショッキングだった消失のニュース。
40年かけて再建した首里城、もはや次に再建できたときは生きている可能性は低いですので今回はちゃんと観光できてよかったです。

今回は前回時間がなくて歩けなかった石畳を歩いてみたくて目指した真珠道。

真珠道(マダマミチ)
首里城と那覇港方面を結ぶ主要な道路のひとつ。
真玉道の先には王家の別邸にあたる「識名園(南苑)」があり、王国時代は国王行幸の道路としても利用されていたとのこと。
「日本の道100選」の碑
県営首里城公園駐車場の向かい側に真珠道の入り口があり、少し歩くとこ碑があります。
思い出のある守礼の門だけは見ようと、首里城公園を散策して真珠道を目指しました。まさかのハブ注意に仰天。
私がたまたま見かけなかっただけで首里城にはあるそうです。
6年前は結構くまなく見たはずなのに気づかなかったなぁ。
インフォメーションセンターからくれば近いものを遠回りしてトンネルの道路を通り、真珠道から石畳茶屋真珠さんへ。
真珠は地名?「しんじゅ」ではなく「まだま」と読みます。

真珠さんで果肉たっぷりマンゴーかき氷のあとはまた石畳を散策することに。
店主さんがこの坂を下って、大きな通りをさらに下るとあると教えてくださった「金城町石畳道」。
長さ300mあり、琉球石灰岩が敷かれた石畳道で首里城から続いているそうです。
尚真王の時代(1477~1526)に首里城から南部へ行く道として造られたそうですが、戦争で一部破壊され300mしか残っていないそうで、石畳道は沖縄県指定文化財だそうです。

島添坂(シマシービラ)を下って金城町大通りを渡ると金城町石畳道が見えてきます。
真珠さんでお聞きしてなかったらたぶん気づかなかった首里金城町石畳道。
金城大通りの辺りでいったん石畳が途切れるので見逃したと思います。
首里金城町は蔦の生えた石垣や赤瓦の民家など王国時代の面影を色濃く残し、周辺には御嶽や井戸(ガー)など、たくさんの史跡を見ることができます。

首里城は私が思っていたより小高い場所だったのですね。
首里城跡からだいぶ下っているのにまだ那覇市内の眺望が開けます。


首里金城町 石畳道の石敢當(イシダタミミチ/イシガントウ)
金城町石畳道の途中の石垣に「石敢當」の文字が彫られた石が埋められています。
沖縄では「いしがんどう」、「いしがんとう」と呼ばれているそうです。
私はてっきりこちらのお宅の苗字かと思い写真撮っていいのか悩みました。
この文字どこかでも見た記憶があったのです。
「石敢當」の由来には諸説あり、かつての中国武将の名前であったとも言われているそうです。

一般的な説としては、市中を徘徊する魔物「マジムン」は直進する性質を持つため、丁字路や三叉路などの突き当たりに「石敢當」の文字を置くことで、魔物の侵入を防ぐ【魔よけ】としていたとか。
魔物は石敢當に当たると砕け散ってしまうそうで、同じような風習は、鹿児島県でも見られるとか。

まるでヨーロッパの古城の石畳みたい。

守礼門からまっすぐ下がってくればいいものを、私はトンネルを抜けてかなり遠回りして真珠道に着いたようです。
下り東門ガーまで下りず、私は首里金城の大クヌギを目指し内金城御嶽へ行ってしまいジャングルみたいな場所でハブが出てもおかしくないところへ迷い込んだのです。

そして知らずに行った内金城の御嶽で雨が降ってきて、慌てて折り返すことになってしまったのでした。

小雨のうちに首里城のインフォメーションセンターに辿りつき、着いた途端スコールか!と思うような激しい雨でしばし雨宿りしたらすっかり晴れました。

ジャングルみたいに鬱蒼とした場所で、ハブ注意の看板を見たばかりで怖かったのに足が勝手に向いた内金城御嶽。

内金城の御嶽(ウチカナグスクノウタキ)〔市指定文化財〕
古い記録に登場する御嶽の起源は、12世紀以前にまでさかのぼるそうで、歴史書「琉球国由来記」によると、真壁大阿母志良礼(マカンノオオアモシラレ)が管轄していたとのこと。

内金城御嶽は沖縄戦をまぬがれた推定樹齢200~300年ともいわれる大アカギ横の拝所。
沖縄では大樹や怪石などを神として崇拝する風習があり、格式高い御嶽の一つとのこと。

この御嶽は沖縄本島に流布する鬼餅伝説の発祥の地で旧暦の12月8日におこなわれる鬼餅行事では、サンニン(月桃)の葉に包んで蒸した餅を軒下などに下げ、邪気を払うそうです。

鬼伝説があることを後日、ブログ記事にするため調べて知りました。

鬼滅の刃のような不思議な伝説。
女陰で鬼になった兄を退治したという兄妹の伝説。
「女の下の口は鬼を食べる口」という伝説を鬼餅行事を体験した子供たちは誰でも知っているそうです。

沖縄という場所は不思議な場所だと思うのです。

ハブ注意で怖くて草むらを避けたいのに導かれるように何も知らずに行ったパワースポット。

パワースポットでいきなり転んで帰らなきゃ!と思ったり沖縄では不思議なことが起こります。
大アカギの木の祠には旧暦6月15日に神様が降りられて
願い事を年1つだけ聞いてくださるというパワースポットとのこと
ハブ注意の看板はありませんでしたが、ハブがいてもおかしくないジャングルみたいな場所でした。
周囲は民家がたくさんあるのに、なぜかこの場所だけジャングル??
不思議な場所でパワースポットということに納得。

内金城御嶽(うちかなぐすくうたき)
住所 :沖縄県那覇市首里金城町3-18
電話 :098-853-5776(那覇市教育委員会文化財課)
時間 :見学自由
拝観料:無料
休業日:年中無休
駐車場:なし






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