コダワリの女のひとりごと

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映画「花戦さ」は歌舞伎界VS狂言界の饗演

2017-06-24 | 映画・ミュージカル・舞台・本・雑誌

歴史を学んでいた学生の頃は、一番苦手な戦国時代。
しかし、大人になるとこの時代が日本の歴史の上で重要な時代という思いが強くなり、
また旅で日本の各地に行くと、信長、秀吉はどこへ行っても必ず関わっていて、日本の歴史にこの二人と家康がゆかりのない場所なんてないのでは?と思うようになりました。

戦国武将はお茶やお花を嗜むのが教養だったということも最初は不思議でしたが、歴史を紐解いていくと納得するのです。

映画『花戦さ』 予告編より
けったいな”この男、池坊専好は人々の幸せと世の安寧を祈って、花をいける日々を送っていました。

ある日、”物騒”と噂される時の権力者・織田信長の御前で、専好はいけばなを披露することに。
いけたのは前代未聞の巨大な松。
信長は専好に問う。「何ゆえ、このような松を?」
「昇り竜でございます! 天に向かってこう、ぐわわゎゎあーっと!」
 
息をのむ家来たち。中には若き豊臣秀吉、前田利家、そして千利休の姿も。
松を見上げた信長はなんと・・・・・「見事なり!」
その評判は、たちまち京の町に響き渡ったのでございます。
 
運命の出会いから十数年―。天下人・秀吉の茶頭となった利休と再会を果たした専好。
花と茶。美を追い求める者同士として友情を深め、互いの道を高め合っていったのでございます。
やがて時代に暗い影が・・・
秀吉は、圧倒的な権力を笠に、民を締め付け、意に沿わない者を、次々と死に追いやったのです。
そしてついに、利休まで・・・。
花で秀吉を討つ!その秘策とは

天下が織田信長から豊臣秀吉の手に移ると、秀吉は傲慢になります。
その圧政に民は苦しめられ、専好が親しくする秀吉の茶頭・千利休も理不尽な理由で自害に追い込まれました。花と茶を極め愛した友のため立ち上がった池坊専好。
専好は、ひたすら花の持つ力と、それを愛でる人の心を信じる天真爛漫な人。

千利休が切腹したのはなぜ?
なぜ、利休が切腹をしなければならなかったのか?

この花戦さはその背景がわかりやすいと思います。

史実にはないムジンサイという画家が登場したりもしてますが、利休と秀吉の関係。
秀吉と信長の関係。
また二人に関わる、前田利家、石田三成の人間性もうまく表現されています。

友人・利休の仇討ちのため秀吉に「花」で立ち向かう専好を演じるのは狂言師・野村萬斎。
秀吉役の歌舞伎俳優・市川猿之助。
分野が異なる日本芸能を背負う名役者の初共演も見ものです。

 

映画の中では見事な活花作品を見ることもでき、戦国映画にありがちな野蛮なシーンは一切なく、に処刑や切腹シーンを表現しているところも好きです。


京都・六角堂や鴨川などロケ地も美しく、実に見事な活花を楽しめます。

http://www.hanaikusa.jp/index.html

映画の上映は7月上旬までの予定ですので、お早目にお近くの劇場で観賞されることをおすすめします。

 

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