コダワリの女のひとりごと

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【ご当地グルメ・函館】道南のお正月には欠かせない鯨汁と甘納豆のお赤飯@古民家カフェ『茶房 菊泉』で

2017-04-27 | 旅 北海道

坂がたくさんある函館元町地区は観光のメッカでもあります。
ハリストス正教会や八幡坂の風景は函館を代表する風景。
私も大好きな風景で帰省の度訪れます。

子どもの頃から母によく連れられて行った元町公園と八幡坂の間にあるCafeが気になっていました。
子どもの頃は動物園と遊園地があったのですが、いつの間にか姿を消しました。

八幡坂を上り切った前には函館西高校があり、右手に行くとカフェなどが並んでいます。
以前から気になっていたけれど、元町に行くのは大体が観光客がいる時間ではないのでお店も開いていませんでした。
今回は開いている時間に元町へ行き「菊泉」に入ってみました。


大正10年に建てられた酒問屋の別邸後をほぼ昔の姿で喫茶店として利用している古民家カフェ。
函館市の伝統的建造物に指定されているそうです

菊泉という名前が不思議でしたが酒問屋ならば納得。
店内には当時に使われていた品々が飾られ昭和を感じる懐かしく落ち着いた雰囲気。

玄関で靴を脱いであがるのでお家に招かれた気分。
席は畳の座敷で囲炉裏を囲んで座る席や窓側には港を見下ろせるテーブル席、奥に個室もあるようです。

おしるこ、ぜんぜいなど和スイーツのメニューと、函館の伝統料理「鯨汁(くじらじる)」がありました。
鯨汁とは函館のお正月に欠かせない煮物と汁ものをミックスしたような郷土料理。

バナナぜんざいが気になったのだけど、ぜんざいとかパフェはどこででも食べられるけど、ご当地グルメといえば、甘納豆のお赤飯!そして鯨汁。せっかくなのでお赤飯と鯨汁のセットにしました。



鯨汁は塩くじら(鯨の皮のすぐ下の脂身の塩漬け)と根菜や山菜などを一緒に煮たもの。
煮物というよりはトン汁的な汁物のイメージに近いです。

元旦にはツボと呼んでいた煮物と鯨汁は絶対に食卓にありました。
大晦日の夕食を元旦以上に大切にする北海道の大晦日。
食卓には家族全員が揃い、一緒にごちそうを食べる習わしがあり「年取り」と呼びます。

実家はおせちを食べる習慣はなかったけれど、大晦日にはお刺身やすき焼き、お寿司ほか食べきれないほど豪華なものでした。
元旦は鯨汁やツボという煮物とお雑煮などで簡単に済ますのが北海道流。

私はあんまり好きじゃないけど鯨肉のベーコンは日常的に食卓にありました。

私が子供の頃はこんな部屋だったなー。

祖父母の家は網元だったので今思うとかなり大きな家でした。
ちょっと似た造りで懐かしく忘れていた記憶がよみがえってきました。


丸テーブルを囲んでこんなスタイルで食事をしていたのは本当に幼児の頃だけですが、懐かしい~。


テーブル席から函館港が見えます。

 ♪碧い海函館の~港あければ
函館賛歌とともに函館っ子には懐かし唄をつい口ずさみそうになりました。 


☆鯨汁と甘納豆のお赤飯セット 780円。
甘納豆のお赤飯は着色したものでごはんそのものは味付けされていないので、甘納豆を除けば甘くはありません。
甘納豆ですからお豆は甘いですが、この甘さが懐かしく大人になった今は好き💛


北海道のお弁当屋さんには本州風のお赤飯とともに、この甘納豆のお赤飯もあります。
子どもの頃はこのお赤飯が嫌いで、いつも甘納豆をよけて食べていたけれど、今はとても懐かしくて函館で見つけるとついつい買ってしまいます。


☆鯨汁
実家の鯨汁はもうちょっとベーコン風だった気がしますが。。。

なぜに道南のハレの日の料理に鯨汁とにゅう麺が欠かせないのか?
ちょっと調べたくなりました。
鯨汁はお正月に欠かせない料理で、にゅう麺は結婚式などお祝いごとに欠かせない料理。

北海道の食文化の中でも特に道南には変わったものが多いことに最近気づきました。
全国いろいろ旅してご当地グルメを食べていると、以外な歴史や交流がわかるので食文化というのはなかなか深い。

旅が好きだと歴史や食文化にも知らず知らずに強くなっていきます。



ふすまを取り除くと大広間になる造りは網元だった祖父母の家もでした。

 

 

茶房 菊泉
最寄り駅: 末広町駅(函館)から295m
住所: 北海道函館市元町14-5
TEL: 0138-22-0306
営業時間: 10:00~17:00
定休日: 木曜日(祝日の場合は営業)

 

 

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