4月20日(月)国内貴金属は横ばいとなったパラジウムを除いてマイナス圏での値動きに。
【金相場】週末17日のNY金相場は、米国経済活動の再開指針を受け、リスク選好意欲の高まりを背景に圧迫され3日続落。中心限月の6月限は1トロイオンス1698.80ドル(32.90ドル)と、売り優勢で取引きを終了。トランプ大統領は16日午後、米国経済活動再開への実施手順を定めた指針を公表し、各地の感染収束度合いに応じ、州知事が外出禁止や休校などの制限の緩和・解除を3段階で進める計画を発表した。また、米バイオ医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズが開発した抗ウイルス薬「レムデシビル」の臨床試験で、新型コロナの感染患者が急速に回復しているとの報を受け、株式相場が上昇するなどリスク選好意欲が高まった事から安全資産とされる金需要は後退し、手じまい売りに押される展開となった。
国内の金相場は、リスクオン地合いや利確売りに押された週末のNY相場を映しマイナス圏へ。買取ベースでは1gあたり6,317円(-124円)と、値を下げ続落となりました。
《10日間の金相場価格推移(買取)》
04/20 6317円 (-124円)
04/17 6441円 (-13円)
04/16 6454円 (+6円)
04/15 6448円 (-14円)
04/14 6462円 (+69円)
04/13 6393円 (+32円)
04/10 6361円 (+98円)
04/09 6263円 (+19円)
04/08 6244円 (-85円)
04/07 6329円 (+164円)
10日間の金相場平均価格:6,371円/g
【パラジウム相場】週末17日のNYパラジウム相場は、株高などリスク選好意欲の高まりを背景に買われ3営業日ぶりに反発。中心限月の6月限は1トロイオンス2130.90ドル(+10.20ドル)と、貴金属市場では唯一値上がりし買い優勢で取引きを終了。この日のパラジウムは、週末を控えて手じまう動きもあって序盤は軟調となった。しかし、米国トランプ大統領が経済活動再開の指針を公表し、各地で近くロックダウン(都市封鎖)が解かれ、経済が浮上し始めるとの楽観ムードが広がったほか、各国企業・組織が急いでいる新型コロナウイルス感染症への治療薬探しに希望の兆しが見えた事から、株式相場が急伸するなど投資家心理が改善する中でパラジウムもプラスサイドに反転した。途中、金や他貴金属の下げを眺めて下押される場面もあったが、押し目や持ち高調整買いに支えられ、プラス圏を維持して引けた。
国内のパラジウムは、NY相場の上昇を映すも引け後の戻りや為替要因から上げ分を相殺され横ばい。買取では1gあたり8,333円(±0円)と、前日比変わらずの展開となりました。
《10日間のパラジウム相場価格推移(買取)》
04/20 8333円 (±0円)
04/17 8333円 (+44円)
04/16 8289円 (-22円)
04/15 8311円 (-60円)
04/14 8371円 (-209円)
04/13 8580円 (+253円)
04/10 8327円 (-72円)
04/09 8399円 (-27円)
04/08 8426円 (+60円)
04/07 8366円 (±0円)
10日間のパラジウム相場平均価格:8,374円/g
【直近の金地金-価格相場の推移チャート】
2016年-金の買取価格相場推移
2015年-金の買取価格相場推移
【直近・過去のパラジウム-価格相場の推移チャート】
直近10日間-パラジウムの買取価格相場推移
2016年-パラジウムの買取価格相場推移
2015年-パラジウムの買取価格相場推移
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