高度成長期において、国鉄のローカル線は交流電化を推進し、九州、東北、北陸地域は交流電化区域が広がっていったが、日本は富士川を境にして東側は50Hz、西側は60Hzで電化されており、黎明期においては各線区に見合った交流電気機関車を落成していた。しかし、電源の異なる接続駅では、機関車の付け替えが必要になったり、地上設備の電源切り替えが必要になったりして、運用の煩雑さ運転時間のロスが生じていたことから、必然的に1台の機関車で全区間をけん引できる機関車が必要となった。そのためには、直流、交流50Hz、60Hzの3電源を使用できる性能が必要であった。特に、大阪から東北方面へ向かう列車は、通称裏日本縦貫線を走り3電源地域を通らなければならなく、このような背景からEF81が満を持して登場することとなった。直流区間も走ることから、粘着性を確保するためF級とした。その後、関門トンネルでも使用され、煙害対策のため車体はステンレス製で300番代に区分されている。
模型は、エンドウ製で、300番代である。
2014.08.09 HO-0027
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