『高円 (たかまど) の 秋のうへの朝霧に
妻呼ぶ牡鹿 出で立つらむか 』 (万葉集 )
作者 = 大友 家持 (おおとも の やかもち 718年ー785年 )
およそ1,200頭の鹿 (野生 ) が
生息する広大な奈良公園 ・・・
近鉄電車奈良駅に程近く、
芝生に覆われ緩やかな起伏を見せる春日野 ・・・
後ろに見える山が 『高円の山 』 です。
春日大社の参道 ・・・
武甕槌命 (たけみかづちのみこと )
日本神話で描かれる武勇に長けた神。
(相撲の祖ともいわれる )
春日大社に祀られています。
春日大社は、
茨城県にある鹿島神宮から武甕槌命を招きました。
この時、
武甕槌命は白鹿に乗ってやって来たとされています。
鹿は、神の使者として崇められるようになりました。
石灯篭にも、
釣灯篭にも鹿が刻まれています。
高円の山を望む春日野もまた、
聖域として尊崇の対象となっています。
小雨がそぼ降る中、
クイーン メリー 2 の乗船客は、
東大寺から春日大社へと移動して来ました。
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