Amber Museum 琥珀博物館
カリーニングラード州は、
世界の 『琥珀』 の約 90パーセントを産出しています。
その州都 = カリーニングラードの街には、
世界でも珍しい 「琥珀博物館」 があります。
『琥珀』 といえば、
映画 = 『ジュラシック パーク』 を思い出します。
『琥珀』 の中に閉じ込められた恐竜の血を吸った 『蚊』 ・・
そこから取り出したDNAで現代によみがえる 『恐竜』 ・・
『琥珀』 には、太古の記憶が封印されています。
『琥珀』 は、
5000万年以上前の植物の樹液が化石化したもので、
植物を起源とする唯一の宝石です。
熱すると加工しやすいことから、
古くから美術工芸品の素材として多用されてきました。
金、茶、黄、赤、緑、白など、
色の多彩さは250色以上あるといわれています。
独特の透明感も 『琥珀』 ならではの味わいです。
また、『琥珀』 は、摩擦するとマイナスに帯電することから、
ギリシャ語では elektron = 『エレクトロン』 とも言われ、
それが 『電気』 の語源になったという説もあります。
昔の人は、擦ると髪の毛などを引きつける 『琥珀』 に、
不思議な 『力』 を感じたのでしょう。
『この美しい石は、その力の発生で地球の安定の鍵となっている』
と記した古代ギリシャの文献も残っています。
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