5月10日、
琉球古典芸能奉納の撮影、取材で訪れた伊勢神宮 ・・・
この写真は、遷宮前の外宮 『御正宮 (御正殿とも ) 』 です。
この古い御正宮はまもなく取り壊されます。
ちなみに、取り壊し後の更地は 『古殿地 』 と呼ばれます。
その隣りに昨年 (2013年 ) 遷宮を終えた新しい御正宮 ・・・
(ある期間、新旧ふたつの御正宮が見られる )
伊勢神宮で20年ごとに行われる 「式年遷宮 」 は、
1300年続いている祭事です。
広大な宮域 ・・・
その中には、内宮、外宮を合わせて14の別宮があります。
それらの別宮でも遷宮が行われます。
すでに遷宮を終えた別宮 ・・・
これから遷宮を行う予定の別宮もありました。
(遷宮後 ) 神柱が立つ場所には小さな社殿が置かれ、
中には榊 (さかき ) が収められているそうです。
では、何故伊勢神宮の遷宮は20年ごとなのでしょうか ・・・
(鎮座2000年という歴史を考えると短い期間と感じる )
その理由はいくつかあります。
まず、物理的な理由 ・・・
20年という歳月は、茅葺き屋根などを朽ちさせます。
さらに、宮大工の技術を途絶えさせないためという理由 ・・・
今回の式年遷宮には、
全国から50~60人の宮大工が集まりました。
当然、
(宮大工の ) 技術・知識の交換や伝承が行われたはずです。
また、現大宮司は、(5月18日のブログ参照 )
あるテレビ番組の中でこんなことを語っておられました。
人間の細胞が新しく生まれ変わり、
正しく遺伝子情報が伝えられることによって
命が保たれているように、
社殿も常に改新し再生することにより永遠の命を得る ・・・
それが信仰の源である ・・・ と。
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