JFK-World 世界の撮影・取材地トピック

Freelance Film Director
TV-CMおよびTVドキュメンタリー番組のディレクター & カメラマン

空撮機材の変遷 2

2021年02月03日 | その他
(撮影地は エアーズロック
ヘリコプターの空撮で、



エポックメイキングな出来事は
『スタビライザーカメラ』 の普及です。

注: 開発メーカー (カナダ) の
  名前から 『ウェスカム』 と
  呼ばれることも。



この球体の中に
高性能レンズが収まっていて、



それをヘリコプターの中から、
ジョイスティック で操作します。



球体 = レンズは縦横自在に動きます。



また、被写体に応じて、
取り付ける場所を変えることができます。



この 『スタビライザーカメラ』 の
最も画期的なところは、油圧制御により
映像がほとんど揺れないことです。



実は、1990年代から
『スタビライザーカメラ』 は
あったのですが、
(主にアメリカ ハリウッド)
当時そのレンタル費はとても高価で、
簡単に使える代物では
ありませんでした。



2000年以降多くのメーカーが参入し、
『スタビライザーカメラ』 は
一気に普及しました。



この写真は、
2008年アメリカ ネバダ州の砂漠で、
『スタビライザーカメラ』 を使って
撮影した時のものです。



これは先日
長崎で行った 空撮時 の写真です。



この 『スタビライザーカメラ』 は
日本製です。



災害報道などで、
かつては揺れていた映像が、
ある時期から安定するようになりました。


大阪 舞洲
それはすべて
『スタビライザーカメラ』 のおかげです。

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