Maison d'Orleans オルレアン家

（18世紀中頃のアンボワーズ城 ）
18世紀末のフランス革命により、アンボワーズ城は
全体の5分の4が取り壊されました。



Louis-Philippe d'Orleans
オルレアン公爵 ルイ・フィリップ2世 （1747年-1793年 ）
貴族でありながら自由平等を標榜したことで知られています。
漫画・舞台劇 『ベルサイユのばら 』 では、
マリー・アントワネットを中傷する人物として登場します。
彼はまた、自らを
『Philippe Egalite　フィリップ エガリテ
（平等公フィリップ ） 』 と称しました。
しかし、最期は革命裁判により刑死。



Marie-Adelaide de Bourbon
ルイーズ・マリー・ド・ブルボン （1753年ー1821年 ）
オルレアン公爵 ルイ・フィリップ2世の妻。
ルイ14世の曾孫。
彼女は、ルイ14世の孫にあたる
父 ＝ フルイ・ジャン・マリー・ド・ブルボン （嫡流ではない ）
からフランス革命後のアンボワーズ城を相続しました。



以来、


（肖像画はフルイ・ジャン・マリー・ド・ブルボン ）
アンボワーズ城は 「オルレアン家 」 の所有となりました。

注： オルレアン家は、
　　 国王に嫡子がいない場合には王位継承者を出すなど
　　 重要な立場を担ったフランスの名門貴族。



Louis-Philippe Ier
ルイ・フィリップ1世 （1773年ー1850年 ）
オルレアン公爵 ルイ・フィリップ2世と
ルイーズ・マリー・ド・ブルボンの長男。
1830年のフランス7月革命後のフランス王です。
（単純にルイ・フィリップ3世と呼ばれることも ）



アンボワーズ城に
ほとんど滞在することがなかったルイ・フィリップ1世ですが、



彼は修復により城をよみがえらせました。


（ルイ・フィリップ1世の妻
　マリー・アメリー・ド・ブルボンと息子たちの肖像画 ）
今日、私たちがアンボワーズ城に残された
王族の居室を見ることが出来るのは、
ルイ・フィリップ1世のおかげだといえるでしょう。

注： ルイ・フィリップ1世以降も
　　 オルレアン家による城の修復が続いた。



それにしてもこの色使い ・・・


（肖像画は、
　ルイ・フィリップ1世の長男フェルディナン・フィリップと
　その妻エレーヌ・ド・メクランブール＝シュウェラン ）
アンボワーズ城は、
現在もオレルアン家の管理下にあります。

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